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歯科技工士との連携で
精密な入れ歯を製作します

患者さんに支持される3つの理由

今までしっかり噛むことができなかった入れ歯に私達の手が加わることで、「噛みやすい入れ歯」に生まれ変わる。そして患者様の生活が豊かになる。特に高齢者の方は「食事」に大きな楽しみを持っていますので、その楽しみのレベルを上げる「入れ歯」製作は非常にやりがいを感じます。


「自分がされて嬉しい治療」、「家族にしてあげたい治療」。
この想いで日々診療にあたっています。
さて、当院の入れ歯が患者様から評価される理由を、患者様から頂いた声を参考にご紹介いたします。

選ばれる理由1「多種類」の入れ歯をご用意

「見た目が気になる」「痛いのが我慢できない」「はずれてしまう」……など、患者様によって入れ歯の悩みは様々です。
その悩みを患者様が満足されるレベルで解消させるためには、昔から存在している入れ歯だけでは不十分です。保険の入れ歯は技術的にも材料的にも50年以上から全然進歩しておりませんので……。


このようなことから、当院では一般的な保険の入れ歯(義歯)以外にも、効果が実証されている様々な入れ歯をご用意しています。ここでご紹介する入れ歯は「見た目も良く」「なんでもしっかり噛みやすく」「痛くなりにくく」「外れにくい」入れ歯ですが、その「作り」に違いがあります。患者様のお口の状態等の情報から総合的に判断し、適切な入れ歯をご提案いたします。

「痛くなりにくい」入れ歯

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当院が取り組んでいる「痛くなりにくい・吸着」入れ歯~(パイロットデンチャーシステム(治療用義歯))のご説明をする前に、一般的な入れ歯についてお話させて頂きます。

一般的に歯科医院で勧められる良い入れ歯とは、そのほとんどが金属床(きんぞくしょう)と言って入れ歯の一部分が金属のプレートになっているものです。その金属床のメリットとしてよく言われるのが「強度が高い」「薄く作れるので違和感がない」などです。
確かにこれは事実です。しかし、このようなメリットがあるからと言って、ただそれだけで快適な入れ歯を作れるわけではありません。入れ歯を快適に利用するために大切なことは「歯肉にぴったりフィットしてどのような時も動かず安定していること」です。

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これを達成させるためには、単に上下の歯型をとって入れ歯を作成するのでは足りません。


なぜなら、その状態で作られた入れ歯は、「何もしていない状態」に合わせた入れ歯のためです。もっと言ってしまうと「お話をしている状態」「食事をしている状態」の顎の動き・筋肉の動きを反映させていない入れ歯ですので、どうしても問題が生じます。
これがしっかり調整されていないと、どんなに高価な金属を使った入れ歯であっても「痛い・噛めない・外れる」入れ歯ができ上がってしまいます。

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この事実は、入れ歯を作っている歯科医師の方でも 理解していない方が多くいらっしゃいます。専門家である歯科医師も理解していないのであれば、入れ歯の専門家ではない患者様も当然知る由もありません。
このようにして作成された入れ歯はしっかり歯茎に吸着しますので、食事をするときも外れにくいです。そして歯茎にしっかりフィットしているということは痛みも生じにくくなるということです


当院が総入れ歯作成で取り組んでいる、痛くなりにくい・吸着入れ歯は、この「普段の生活で生じるお口の様々な動きをミクロン単位で調整し、歯茎にしっかりと吸着する」総入れ歯を作成するためのシステムです。以下、具体的にご説明します。

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ここまでご説明すると、「どのようにして普段の生活のお口の動きを、入れ歯に再現するの?」と疑問に思われると思います。


従来法の入れ歯では、すぐに型をとって入れ歯を作成しますが、痛くなりにくい・吸着入れ歯では、まずは本番用の入れ歯を作成する前に「リハビリテーション用の入れ歯」を作成し、それを普段の生活で装着して頂くことで、「会話している状態のお口の動き」や「食事中のお口の動き」をその入れ歯に記録していきます。その情報を元に、問題箇所を随時改善していきます。
「入れ歯を装着するだけでそのような記録を取れるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、この入れ歯は特殊な構造をしており、お口の様々な動きを記録することができるのです(後述します)。
この改善を複数回行うことで、お口にあった入れ歯の構造が判明します。その構造を本番用の入れ歯に反映させることであなたにあった入れ歯が完成します。


つまり、リハビリテーション用の入れ歯で本来あるべきお口の状態に改善したあとに初めて本番用の入れ歯を作成していきますので、当然、非常に安定した入れ歯ができ上がるのです。逆を言ってしまいますと、一般的な入れ歯はこのような工程を踏んでいませんので、お口に合う入れ歯ができるはずがないのです

治療の流れ

下記の画像はリハビリテーション用の入れ歯です。

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これをまずは作成し、お口に一定期間装着し日々の生活を送って頂きます。このリハビリ用義歯には特殊な加工がされています。下記の赤枠部分です。

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食事などにより「噛む」動作をすると、この特殊加工部分がどんどん削られていき、その時点での噛み合わせ位置が判明します。その時点での噛み合わせが判明すると、その噛み合わせに合わせるように入れ歯自体に調整を入れていきます。


これを何度か繰り返すことで、最終的にはその方にあった噛み合わせ位置が判明し、そして、その噛み合わせに合った入れ歯はどのような形態なのかも同時に判明します。



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この段階で必要な情報は治療用義歯に反映されていますので、患者様の中には「この治療用義歯で十分です」とおっしゃってくれる方もいます。


後は、この治療用義歯と寸分違わぬ本番用の精密総入れ歯を作成し完成となります。この入れ歯は、ドクターだけでは作成することはできません。専門、かつ、優秀な歯科技工士とタッグを組み、初めて作成することができるのです。完成するまでは歯科技工士が毎回患者様の状態を確認するために立ち合いますので、気になることは何でもお話しください。その場ですぐに調整を行います。


また、食事がおいしくなることだけでなく、見た目の変化、つまり「顔貌(顔かたち)」の変化も生まれます。

精密フルオーダーメイド入れ歯「BPSデンチャー」

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BPSデンチャーは、今までの義歯(入れ歯)とは製作過程がまったく異なるフルオーダーメイド義歯です。歯科技工士の立ち会いのもと、お口の状態をチェックし、顎や筋肉の動き、噛み合わせや発音、笑顔のバランスなどを確認しながら製作し、まるで自分の歯のように噛みやすく、見た目も自然な入れ歯ができ上がります。

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この義歯を作る際は「協和デンタルラボラトリー」「Defy」という歯科技工所さんと連携して作成していくのですが、イボクラールビバデント本社(リヒテンシュタイン侯国シャーン市)より国際認定歯科技工所(ラボ)として認定されています。この認定を受けている歯科技工所は全国的に数%しか存在していません。
また、当院もBPS認定診療所として登録しております。


BPSシステムは、アメリカの大学の歯学部(23校以上)や、UCLA大学でも採用している世界に認められている唯一の義歯製作技術の認証です。先ほどもお伝えしましたが、BPSデンチャーは今までの入れ歯とは異なる材料・製作工程を踏んで作成していきます。簡単にご紹介しますね。

アキュトレー

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セミオーダートレーです。精密に顎の形を採得するため、顎の形にそった形を使っています。上顎は6種類、難しい下顎は12種類のトレーを用意しています。

セントリックトレー

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顎の位置を採得するトレーです。目測でなく、より患者の口腔内に近い状態で咬合器に装着できます。最初の段階で顎の位置関係を予測することができます。

精密な各個トレー

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最初に取った型を元に、その人に合った型取り器具を作り、3種類の硬さの違うシリコンの型取り材を使い分けて、精密印象を行います。

ナソメーターM

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はじめに推理した顎の上下の位置関係を精密に分析します。閉口印象採得・中心位の決定・咬合高径の決定が同時にできます。筋肉位で測定するので、左右のアンバランスな咬合になりません。

ストラトス200咬合器

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高精度な補綴物を製作しやすく耐久性のある咬合器です。義歯(デンチャー)製作に欠かせないオプション部品が豊富です。

イボカップシステム

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精密義歯(BPS)専用の材料です。この材料は、義歯特有の臭いや気泡ができず、作成時の誤差がほとんど無いことで、世界的なブランドになっています。気泡が入りにくいため、入れ歯から起きる口臭を減らすこともできる画期的な手法です。これは、精密義歯(BPS)の独自の噛みあわせの理論に基づいて作成されています。まるで人工臓器と云うより、芸術品です。

精密技工アタッチメント義歯

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入れ歯が外れてお困りの方にお勧めです!!
アタッチメント義歯とは、入れ歯や歯に特殊な加工を施したものになります。その加工は様々なものがあり、お口の状態や生活習慣などを考慮し選択していきます。どれも入れ歯がしっかりと固定されるので、食事を美味しく楽しむことができます。

特徴1 入れ歯を装着していることに気づかれません
金属のバネを使わないので、入れ歯だと気づかれにくいです。

特徴2 着脱が簡単
特殊な加工を活用しているので簡単に取り外しができます。

特徴3 しっかりと固定されます
特殊な加工により、動きにくく、外れにくいです。

特徴4 お手入れが簡単
シンプルな構造なので、お手入れは普通の入れ歯と変わりません。

ドイツ発祥のコーヌス義歯

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コーヌス義歯は、歯学が進んでいるドイツで生まれた入れ歯です。
残っている歯をしっかり固定するシステムなので歯も長持ちし、煎餅や餅など安心してしっかり噛みやすくなります。


テレスコープ義歯は、歯に冠を被せ(内冠)、さらにそれに適した冠を内冠の外側に被せ(外冠)、丁度、茶筒と茶筒のふたのように密着させる入れ歯です。茶筒と茶筒のふたがなかなか外れないように、一度装着すると強固に密着し入れ歯を装着しているのを忘れてしまうほどの安定感を得られます。


ただし、1mmでも狂いが出ると歯と入れ歯がぴったりとはまらない為、歯科医師のテクニックが要求されます。当院では、精密な歯型を取り、レントゲンで骨格からバランスを調べ、0.1mm以下まで噛み合わせの調整をした精密なコーヌス義歯をお作りしています。

選ばれる理由2一つ一つの工程を省略することなく、基本に忠実

入れ歯をされている方から「痛い」「噛めない」「外れる」という相談をよく受けます。
このお悩みは「一つひとつの工程を省略することなく基本に忠実に入れ歯を作る」ことで解消されます。当院で行っている製作工程のこだわりを少しご紹介いたします。

入れ歯作りの「命」となる精密な「型取り」

「型取り」とはその名の通り、お口の型を取ることです。
それをもとに入れ歯を作っていきますので、ここで精密な型取りができなかった場合は、どうやっても患者様のお口に合う入れ歯はできません。当然ですよね。
そこで当院では、精密な型取りを行うため、次のような工程を踏んでおります。

シリコン印象材の利用

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型をとる材料を印象材と言います。主に種類の印象材が使われていますが、当院ではより精密な型を取ることができるシリコン印象材を利用しています。

個人トレー

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患者様のお口の形は様々ですので、規格の定められたトレーでは精密な印象はとれません。そのため患者様オリジナルのトレーを1から作成し精密な型を採っていきます。

ティシュコンディショニング

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食事をする場合、お話をする場合、何もしていない場合などお口の状態はそれぞれのシーンで異なる動きをします。それぞれのシーンで快適に入れ歯を使用して頂くためには、歯科医院で何もしていない状態の型取りだけでは足りません。一般的な入れ歯治療ではこの変化を無いものとして治療を進めていきます。そのためお口の変化を無視した入れ歯ができ上がりますので、当然お口に合うこともありません。

そこで当院では、ティシュコンディショニングという工程を実施しています。 簡単にご説明すると、現在使われている入れ歯にティシュコンディショナーという素材を装着させ、一定期間その入れ歯を使用して頂きます。そうしますと、日常のお口の動き、舌の動き、噛み癖などがティシュコンディショナーに反映されます。そこで得られた情報をもとに入れ歯を作成することになりますので、様々なシーンで快適に利用できる入れ歯ができあがります。

「年齢」による歯茎、噛み合わせの「変化」も考慮した入れ歯作り

お口の状態は年齢を重ねるごとに変化していきますので、それを考慮した入れ歯作りが大切になります。この変化は「歯」だけではありません。「歯肉」や「噛み合わせ」「筋肉の動き」なども含まれます。
これらの状態を考慮しなければ、患者さんに満足して頂く入れ歯は作れません。

治療用義歯の活用

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合わない入れ歯を無理して長期間使用していた方などは、噛み癖などで、顎の位置が大きくずれてしまっていることがよく見られます。顎の位置を矯正する機能を持つ治療用義歯により、顎を正しい位置に矯正し、入れ歯本来の形を試行錯誤していきます。

これにより痛くなりにくい義歯、吸着義歯と呼ばれる義歯作りを実践しています。

選ばれる理由3入れ歯作りのプロフェッショナル「歯科技工士」との連携

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入れ歯は歯科医師だけで作成するものではなく、「歯科技工士」と呼ばれる方と共同で作っていきます。つまり、良い入れ歯を作るには、歯科医師の腕が良くてもダメで、歯科技工士だけの腕が良くてもダメです。歯科医師そして歯科技工士がともに高いレベルに合って初めて「良い入れ歯」ができ上がります。


当院では「協和デンタルラボラトリー」「Defy」という歯科技工所と連携し入れ歯を作っています。非常に緻密で計算された入れ歯作りを得意とされています。難しい症例に関しては担当歯科技工士が歯科医院に派遣され、ドクター・歯科技工士・患者様の三位一体で入れ歯を製作していきます。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。